汎用AIを使いこなす少数精鋭のデジタルマーケティング会社は、なぜ組織用にJAPAN AIを選んだのか

導入前の課題
- 代表自身は汎用AIを使いこなしていたが、セキュリティを個人レベルで守るのが精一杯で、組織全体に広げる責任を負えなかった
- 代表はClaude、メンバーはGeminiと利用ツールが分かれ、AIリテラシーにも差があったため、「こういう使い方をしてほしい」という指示が伝わりきらなかった
- Geminiで作成した提案書はクライアントごとのフォーマットに合わず、書式やデザインの修正に時間がかかっていた
- 少人数の会社のため、組織のデータを蓄積してAIに参照させる基盤を自社で構築するには費用がかかりすぎると想定していた
導入後の成果
- JAPAN AI AGENTでクライアントのフォーマットに合わせて資料を生成するエージェントを作成。書式やデザインの手直しが減ったため、提案書作成にかかる日数がGeminiで作成していたときと比較して約40%短縮
- JAPAN AI SPEECHを活用し、会議中の手書きメモに頼っていた議事録作成を自動化。カレンダーツールと連動して自動で起動し、複数名が話す場でも話者を分けて記録され、後から内容を把握しやすくなった
- JAPAN AIのカスタマーサクセスの助言を受け、用途に応じてLLMを選ぶエージェントを作成。「どのLLMを使えばよいか」で迷う状態を解消し、複数のLLMを使い分けられるようになった
【企業紹介】
会社名:株式会社RAIZekka
事業内容:デジタルマーケティング・Webマーケティングを軸に、企画からWebサイト制作までデジタル領域を幅広く手がける
従業員数:2名(うちJAPAN AI利用者2名)
利用サービス:JAPAN AI CHAT/JAPAN AI AGENT/JAPAN AI SPEECH/JAPAN AI MARKETING
株式会社RAIZekkaは、デジタルマーケティング・Webマーケティングの領域を軸に、企画からWebサイト制作まで、デジタル領域の業務を幅広く手がける少人数の会社です。クライアント企業のチームのPMやWebサイト制作のディレクションを、代表自身が上流工程から一手に担っています。
同社では、JAPAN AIを導入する前から、代表自身がChatGPTやGemini、Claudeといった汎用AIツールを日常的に使い、資料のたたき台はすべてClaudeで作るほど使いこなしていました。
一方で、個人レベルでセキュリティを守るのが精一杯で、メンバーにリテラシーの差もあるなかでは、組織としてAIを使う責任を負えないという壁がありました。また、提案書作成では、Geminiの出力がクライアントのフォーマットに合わず、修正に多くの時間がかかっていました。
今回は、PMやWebサイト制作のディレクションなど上流工程を自ら担う代表と、提案書や議事録の作成を担当し、エージェント作成を主に進める担当メンバーのお二人に、汎用AIを使いこなす立場から見たJAPAN AIの位置づけを伺いました。
個人レベルでセキュリティを守るのがやっと――組織には広げられなかった
―――JAPAN AI:まず、事業内容とお二人の業務を教えてください。
―――代表:当社は、デジタルマーケティングやWebマーケティングを中心に、企画からWebサイト制作まで、デジタル領域で幅広く手がけています。私自身は、クライアント企業のチームのPMや、Webサイト制作のディレクターなど、やれることは何でもやっている状況です。実行の部分はメンバーに任せているところもありますが、上流工程がメインです。そのなかでさまざまなAIが出てきたことは、いろいろな意味でとても助かっています。
―――JAPAN AI:JAPAN AIを使う前から、汎用のAIツールをかなり使われていたと伺っています。どのように使っていましたか。
―――代表:最初はChatGPTから始めましたが、当時はあまり使えないと感じていました。次にGeminiが出てきて、簡単な社内報告書や分析レポートに便利だと思い、使い始めました。その後、動画などでClaudeの使い方を勉強して、これはすごいと感じました。今、一番メインで使っているのはClaudeで、資料のたたき台になるものはすべてClaudeで作っています。Geminiは簡単なレポート分析に、成果物はClaude一択、という使い分けです。
―――JAPAN AI:それだけ使いこなしていて、メンバーに展開するうえでの課題はどこにありましたか。
―――代表:正直に言うと、個人レベルでセキュリティを守るのがやっとでした。メンバーに「こういう使い方をしてほしい」と伝えても、伝わる部分と伝わらない部分がありますし、使う側にもリテラシーが必要です。組織で使うには、Claudeをまだ信用できていないというより、私の中で責任を負えないというところがありました。その点で、ClaudeもGeminiも使える環境をクラウド上で提供していて、信頼性やセキュリティの高さを備えたJAPAN AIであれば、組織の中でも安心して使っていけるのではないかと思いました。
提案書のフォーマット修正が頻発――ナレッジ蓄積も自社では難しかった
―――JAPAN AI:提案書の作成は、以前はどのように進めていましたか。
―――担当メンバー:私はGeminiを使って作っていました。ただ、仕上がってくるフォーマットが好ましいものではなく、そこから修正を入れることがとても多かったです。クライアントごとにフォーマットがあるので、それをベースに資料化して、デザインも合わせるという部分が、なかなかうまくいきませんでした。
―――JAPAN AI:弊社との接点は展示会でしたが、どのような背景で足を運ばれたのですか。
―――代表:とくにAIツールを探していたわけではありません。情報収集のためによく展示会に行っていて、その中の一つにJAPAN AIのブースがありました。「JAPAN AI」という名前が印象に残り、話を聞くうちに、さまざまなエージェントがプラットフォームの中に用意されていて、何かしら当社の業務にはまるものがあるだろうと直感的に感じました。
―――JAPAN AI:費用面では、Claudeなど汎用AIの個人向けプランのほうが安く抑えられます。どのように判断されましたか。
―――代表:社内でも話したのですが、少人数の当社が担える業務の幅を広げるには、人を増やすことだけが選択肢ではないと考えました。組織でAIを使える基盤を入れれば、人の代わりというわけではありませんが、果たしてくれる範囲は大きいはずです。もちろん投資的な側面はありますし、使い方次第でもあります。それでも、まずはやってみようと判断しました。費用面はじっくり検討しましたが、今は入れてよかったと思っています。
―――JAPAN AI:セキュリティ以外の点で、組織向けプラットフォームとしての違いはどこに感じましたか。
―――代表:チームや組織としてのデータをきちんと蓄積し、そこをAIに読みに行ってもらう使い方をするうえで、当社のような小さな会社がそれを新たに構築するとなると、費用がかかります。JAPAN AIのプラットフォームの中でナレッジを蓄積していけば、誰が質問しても、どのエージェントを使っても成果が出る仕組みを構築できると考えました。
提案書作成の日数が約40%減――フォーマット合わせをエージェント化
―――JAPAN AI:現在のJAPAN AIの活用範囲を教えてください。
―――代表:まずはリサーチや議事録です。経理用のAIエージェントも試しています。提案書までいかない説明資料やレポート系の資料の作成、分析データを扱う業務にも使っています。組織で共有すべきデータや、ワークフローとして定型化できる業務は、JAPAN AIに集約していく方針です。
―――JAPAN AI:作成されたAIエージェントには、どのようなものがありますか。
―――担当メンバー:クライアントのフォーマットに合わせて提案書を作成するエージェント、棚卸し資料を作成するエージェント、そしてどのLLMを使えばよいかを選んでくれるエージェントを主に使っています。
―――JAPAN AI:定量的な変化はありますか。
―――担当メンバー:提案書にかかる日数は、Geminiで作っていたときと比べて約40%減りました。クライアントごとに提案資料の型があり、そこに数値や考察を流し込む際、Geminiでは体裁が崩れて出てくることが多く、毎回手で直していました。JAPAN AIではクライアントのフォーマットに合わせて提案書を作成するエージェントを作っておくことで、提案内容に沿ったうえで体裁も合った状態で出てくるので、修正が少なく済み、効率化につながっています。
議事録はカレンダーから自動で起動し、話者を分けて記録される

―――JAPAN AI:提案書以外で、助かっている点はありますか。
―――担当メンバー:議事録がとても助かっています。以前は議事録ツールをほとんど使っておらず、会議中に自分でメモを取っていました。今はカレンダーと連動して自動で立ち上がるのがありがたいです。性能も良く、現地で複数名が話していても話者を分けて出してくれるので、後から把握しやすい議事録になります。文字起こしだけでなく、議事録生成のエージェントが良い形で出してくれる点も助かっています。
複数のLLMで迷子に――カスタマーサクセスと選定エージェントを作成
―――JAPAN AI:使うなかでつまずいた点、導入で大変だった点はありますか。
―――代表:使い始めて感じたのは、できることが多い分、全体像をつかむには慣れが必要だという点です。データがどこに蓄積され、どこから引き出すのか、マーケティングの業務の中でエージェントをどう呼び出して使っていくのか。議事録やリサーチ、経理用のエージェントから使い始めて、一つずつ構造を把握しながら範囲を広げているところです。導入自体は、入れたいという思いがずっとあったので、費用面がクリアになれば、とくにハードルはありませんでした。
―――担当メンバー:私がつまずいたのは、「どのLLMを使ったらいいか」です。JAPAN AIにはいろいろなLLMが入っていて、得意不得意のあるものを使い分けられるのはありがたいのですが、かえって迷子になっていました。先日、カスタマーサクセスからアドバイスをいただき、用途に応じてLLMを選ぶエージェントも一緒に作っていただいたので、今はかなり使いこなせるようになりつつあります。
―――JAPAN AI:現在、ClaudeとJAPAN AIはどのように使い分けていますか。
―――代表:私自身が企画や戦略から組み立てる統合的な提案書は、これまで使い慣れてきたClaudeで作っています。一方で、クライアントのフォーマットに沿って作成する提案書や、組織で共有すべきデータ、ワークフローとして定型化できる業務、議事録などはJAPAN AIで進めています。最終的には、両方を結びつけるものをどこかで構築できればと考えています。
―――JAPAN AI:今後は併用を続けるのか、JAPAN AIに統合していくのか、どちらを想定されていますか。
―――代表:組織で使う領域はJAPAN AIに集約していく方針です。個人の作業も含めてどこまで一本化できるかは、使い込みながら見極めている段階です。ただ、カスタマーサクセスと話すたびに、AIについての知識やJAPAN AIとしての考え方への理解が深まり、当社のAIの知識がアップデートされていきます。それにつれて使い方もきちんと見えてくるので、これは導入後の大きなメリットだと思っています。

経理資料をつなぐエージェントや、複数モデルでのチェックに挑戦していく
―――JAPAN AI:今後、挑戦していきたい使い方はありますか。
―――代表:エージェント作成は担当メンバーのほうが進んでいますが、私もプロジェクト管理ツールと、見積もりなど経理関係の資料を紐づけるエージェントを作っています。一度失敗してしまい、今もう一度チャレンジしている状況です。
また、Claudeで作ったものを他のモデルでチェックしたり、その逆をやったりしているので、JAPAN AIでも試してみようと思っています。最終的には、ナレッジを蓄積し、AIが社員のように業務を担ってくれる形を構築していきたいです。
―――JAPAN AI:最後に、費用を抑えるために汎用AIを使っている会社に、JAPAN AIを導入するメリットを伝えるとしたら、どのように伝えますか。
―――代表:個人でも組織でも、Claudeを使っている方はたくさんいると思います。JAPAN AIを入れるメリットの一つは、情報セキュリティの面での安心感です。もう一つは、ナレッジ化したものを組織に共有していく仕組みです。これを汎用ツールで構築しようとすると、連携の仕組みを自分たちで組む必要がありますが、JAPAN AIであればずっと整った形で構築できるだろうという信頼感があります。それが今の費用で構築でき、少人数でも社員1人分、場合によっては2人分の業務量をこなせるようになっていくのであれば、かなり大きなメリットになると思います。





