導入事例

「まるで社員のような伴走支援」AI導入で脱属人化と発想力の強化を実現!

導入前の課題

  • メンバーごとにスキルと経験が異なり、業務にばらつきがあった
  • 膨大な資料を読み解く必要があり、アイデア出しに時間がかかっていた
  • AIに不慣れなメンバーもいたため、導入に不安があった

導入後の成果

  • 研修がなくとも全メンバーの業務スキルを標準化することができた
  • 作業は1日から数時間に短縮、質向上に繋がる作業により専念できる
  • 伴走支援のおかげでスムーズなAI活用が実現できた

「物が良い」から売れる時代ではないという前提に立ち、トレンドに合わせた的確な戦略展開や施策を通じて、様々な企業の支援に取り組むイーモジャパン株式会社。ECサイトの運用サポート事業に注力し、これまでにグループ企業を含む約8,000社、10万以上の商品をサポートしてきました。20兆円規模にまで成長するEC市場において、SNSや動画などを活用した運用でワンストップサービスを提供し、多くの企業を成功に導いています。

イーモジャパンに対する信頼は高まる一方で、社内ではメンバーごとにスキルと経験が異なるため、業務にばらつきが生じるという課題を抱えておられました。今回は、ECソリューション事業部の井上浩美氏に、JAPAN AI導入のきっかけや、導入後の変化についてお話を伺いました。

メンバーごとに異なる経験・スキル、業務にばらつきが発生

私が所属するECソリューション事業部は、主にAmazonの運用を中心に、クライアントのための施策を考え、提案する部署です。扱う商材は多岐にわたり、特定のジャンルに強いメンバーがいる一方で、異なるジャンルには対応できないこともありました。

メンバーのバックグラウンドがバラバラのため、スキルや経験も異なり、仕事が属人化し業務にはばらつきが生じていました。納品に問題はありませんでしたが、新しいカテゴリーの商材を扱う際は常に困難が伴っていたのです。

さらに、新メンバーの研修においては、指導者によって教え方が異なるため、一定の教育水準を保つことが困難でした。クライアントの数が年々増えているため、研修に充てる時間も限られていました。

アイデア出しにも課題、質と量に限界があった

重要な業務の一つにアイデア出しがあります。クライアントの広告やECサイトでの売上は、アイデアの質によって決まります。市場動向や複数のECモール、Google検索やSEOの結果を踏まえたエビデンスに基づく良質なアイデアを出すことが求められますが、1つのアイデア出しには1日かかることもありました。

業務の標準化を目指しJAPAN AIを導入

メンバーごとの業務のばらつきやアイデア出しの量と質に限界を感じていたため、このタイミングでAIツールの導入を決断しました。

JAPAN AI CHATは、AIツールを探すために訪れた展示会で知りました。担当者との会話の中で、会社の課題を伝えたところ、具体的な解決策を提案していただき、印象が非常に良かったことを覚えています。

プロンプトのテンプレートがあるため、共通のスキルセットを転用できる点も魅力的でした。また、URLやPDFなどを読み込ませてデータを参照できることも使い勝手が良いなと思いました。

クライアントに関する情報を読み込ませれば、案件の引き継ぎがスムーズになるだろうなという期待感もありましたね。

経験・スキルの標準化と工数の削減を同時に実現

JAPAN AIの導入により、メンバーごとのスキルや経験の差がなくなりました。同時に工数の削減も実現し、よりクライアントと向き合える環境が整いました。提案できる回数が増えたことは、本当に嬉しいです。

新メンバーでも短時間で高品質なアウトプットが出せる

大きな変化としては、新しいメンバーが短時間で高品質なアウトプットを出せるようになったことです。例えば、以前は商品のキャッチコピーを考える際、SEOの視点が薄くなることがありましたが、JAPAN AIを使うことで必要な資料を網羅的に参照できるようになりました。これにより、必須ポイントを押さえたアイデア出しが可能となっています。

さらに、そのアウトプットに対するアドバイスが簡単になり、工数が大幅に削減されました。今では、仕事自体が研修の役割を果たしています。

メンバーからは「前よりも仕事がスムーズになった」「施策を考えるのが楽しくなった」という声が挙がっています。

アイデア創出力が劇的に向上。1日1個から数時間で3〜5個に

1日1個だったアイデア出しは、今では数時間で3〜5個出せるようになっています。「どういう情報が必要ですか」とAIに尋ねると、的確な回答が得られます。人間はその回答を少し手直しして、肉付けする形でアイデアを創出できています。

参照した情報や重要視しているポイントについても気軽に質問できるため、新しい相談相手ができたような感覚です。JAPAN AI導入後、自信を持ってアウトプットを出すメンバーが増えました。クライアントからも「このキャッチコピーはすごくいいですね」といったお褒めの言葉をいただく機会が増えました。

コンサルとして必要な思考力の向上にも大きく寄与

JAPAN AIは、コンサルタントとしての知識や思考力の向上にも寄与しています。AIとの対話や具体的な回答例は、施策を検討する際に重要なポイントを考察する機会を提供してくれています。

メンバーが考えたものとAIの回答例との差異を考えることも、非常に有意義です。このように実例を通じて理解を深めることで、思考力やアイデアのストックが増え、より創造的なアプローチが可能となっていくのはとても良いことです。

穴埋めだけで簡単にプロンプトが作れ、登録できるのが嬉しい

JAPAN AIを使う上で何より嬉しいのはプロンプト支援のテンプレート機能です。必要な項目を埋めるだけで、プロンプトが自動生成されます。汎用的なテンプレートも大量に用意されており、カスタマイズも簡単です。

直感的な操作が可能な点も大変助かっています。また、一度作成したプロンプトを登録できるため、全員が同じフローを通過できます。フローの統一化により、心理的な安心感も生まれました。

カスタマーサクセスの伴走支援で導入時の苦労は乗り切れた

JAPAN AIの伴走支援担当者(カスタマーサクセス)が、プロンプト作成から具体的な業務への落とし込みまで、非常に親身にサポートしてくださったことが大変ありがたかったです。

導入当初は、プロンプト作成や実際の業務への活用方法について、部署として正直不安を抱えていたのです。

「今、こういう状況で困っています」と都度カスタマーサクセスに相談させていただくと、「その場合はプロンプトをこう使いましょう」と明確に回答してくださりました。さらには「実際に業務に落とし込む際は、どのように使用されますか?」などと、常に寄り添っていただけました。

使えそうなテンプレートの例を複数用意して共有してくださったり、使い方をよりわかりやすくするためのマニュアル動画を作成していただいたりと、サポートはかなり手厚かったです。いずれもJAPAN AI側から能動的に動いてくださり、質問の回答もその日のうちに返ってきました。

AIを社内にどう落とし込み、仕組み化するかまで関与してくれたため、まるで社員のように近しい存在でした。

AIに不慣れなメンバーでも、次第に応用が効くようになり、今ではかなりの業務効率化が進んでいます。

AI活用をさらに拡大し、よりお客様と向き合っていく

今後は、他部署におけるAIの活用方法を見出していきたいと考えています。AIは営業やデザイナーなどどの職種でも活用できるため、会社全体の業務のスピード感を向上させたいです。

そして、さらなる工数削減と業務の質の向上を実現し、より多くの素敵な商品を世の中に発信していきたいですね。

AIツールの導入を検討している方々は、きっと費用や操作性を重要な検討項目として挙げられると思います。しかし、最も重要な点は「誰でも使える」ということです。

どれほど優れたツールであっても、限られた人しか使えなければ、その意味が薄れてしまいます。だからこそ、どんなメンバーでも使えるJAPAN AIを強く推したいです。

何と言っても、伴走支援が充実しており、一緒にゼロから考えてもらえることには心強さがあります。AIの導入を検討しているが、どのように活用したらよいかわからない方には特におすすめです。