AI導入の成功は伴走型支援にあり!JAPAN AIサポートチームと歩むテレコムの挑戦

  • 情報通信業
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「使いこなせなければ置いていかれる」生成AI導入の決断とスモールスタート
現場起点のDX推進:丸山氏が語るAI活用の第一歩
手入力からの解放! 車検証を自動でリスト化するAI活用へ
手探り運用から実務活用へ!現場に広がった“成功体験”の連鎖
人にしかできない仕事へ!伴走型CSとともに描く次のステージ

導入前の課題

  • 議事録は「商談」と一行だけの日報も多く、合意事項や流れが共有されず社内認識に齟齬があった。
  • Excel関数やPython実装を都度Google検索で試行錯誤し、時間と残業の要因になっていた。
  • データ漏洩の不安や活用方法の戸惑いに加え、推進を担う人材や仕組みが不足していた。

導入後の成果

  • 短時間の商談も議事録として残り、不参加メンバーにも共有でき“消えていた会話”が活かされるようになった。
  • 関数やコードをJAPAN AIに聞けば即答が得られ、調べ物や資料作成のスピードが大幅に向上した。
  • CSの具体的アドバイスで空回りが解消され、短期間で成功体験が広がり社内に活用が定着した。

【企業紹介】

  • 会社名:株式会社テレコム
  • 資本金:3500万円
  • 事業内容:業務用無線通信機、EMS機器、監視カメラの販売・施工・メンテナンス、通信機器のレンタル、電波伝搬調査
  • 従業員数:180名


業務用無線の販売からドライブレコーダー・デジタルタコグラフといった運行管理ソリューションまで、運送・流通の現場を支える株式会社テレコム。安全運行やドライバー管理を支援するシステムを提案し、導入後のアフターフォローまで一貫して伴走する姿勢を強みとしてきた。同社の信念は「お客様とより深くより永いお付き合い」。創業以来、現場に寄り添ったサービスで全国の顧客を支えている。
そんなテレコムが近年注力するのが、DXと生成AIの活用だ。議事録作成やExcel関数をいちから設計する負担といった定型業務に多くの時間を割かれていた同社は、「まず試す」ことからAI活用をスタート。全社横断の体制づくりに踏み出した。けん引するのは、取締役の粕谷さんと、DX人材育成を担う業務推進部の丸山さん。導入前の悩み、選定の基準、現場の変化、そしてJAPAN AIのカスタマーサクセスと歩んだ活用プロセスについて、お二人に聞いた。

▶︎導入前の課題

「使いこなせなければ置いていかれる」生成AI導入の決断とスモールスタート

➖➖➖JAPAN AI:生成AIを導入しようと考えたきっかけと、その進め方について教えてください。
➖➖粕谷氏
私は取締役として、社内のデジタル活用を前に進める役回りを担っています。テレコムは1981年創業、無線機の販売・運用支援から始まり、現在はトラックのドライブレコーダーやデジタコの販売・施工、運用マネジメントまでを幅広く手掛けています。営業やサービス人材が多く、東京・東北・横浜・千葉などにも拠点があります。
生成AIについては「使いこなせない会社は置いていかれる」と強く感じ、まず私自身が展示会に足を運び、複数のサービスを比較検討しました。とはいえ、いきなり全社員に導入しても使い切れないと判断し、“手を挙げた人から”の30名でスモールスタート。営業・サービス・クライアントリレーション(旧カスタマーサポート)・マーケティング・業務推進・ECと、各拠点からバランスよく選抜し、偏りなく試せる体制を整えました。
同時に、DX推進の担い手も必要だと考えていました。私は社内でDX研修を企画し、外部講師を招いたり、デジタルスキル標準に沿った教育を進めたりしていますが、実務をリードする役割は丸山に託しました。彼はもともとカスタマーサポート部門にいましたが、IT全般に強く、反発も覚悟で業務推進部に異動させたのです。現場理解と技術的素養の両方を持つ人材がハブとなることで、AI活用を社内全体に広げていけると考えました。

現場起点のDX推進:丸山氏が語るAI活用の第一歩

➖➖丸山氏
もともと私はカスタマーサポートの部署にいましたが、社内のDX人材育成とAI活用のハブ役として業務推進部に異動しました。IT全般には以前から強い関心がありましたが、導入検討で最初に確認したのは「社内データを学習に使われないか」という点です。JAPAN AIは“学習させない/漏えいしない”運用が明確で、さらに用途に応じて複数のLLMを切り替えられる点が、当社の実務に合うと判断しました。
現場課題は、個別に見ればどんな会社にも近いケースはあるはずです。日々の会議や商談の記録など、要点を残し切れていない会話が多いこと。Excel関数や軽いPython実装をいちから設計するたびにGoogle検索しながら試行錯誤して時間がかかること。さらに、車検証や各種リストを申請・社内連携用に整形する地道な手入力で対応せざるを得なかったこと。ここにAIを当てて、まずは作業時間の圧縮と記録の質向上を狙いました。
選定の軸はシンプルで、価格とセキュリティ(学習されない/漏洩しない)。加えて、全社一斉ではなくスモールスタートで試し、成功体験を横展開する方針が取りやすいことも重視しました。導入時点のJAPAN AIのCS(カスタマーサクセス)への期待は「必要なとき相談したい」程度でしたが、この“相談のしやすさ”が後に想定以上の効果を生むことになりました。

▶︎導入後の変化

手入力からの解放! 車検証を自動でリスト化するAI活用へ

➖➖➖JAPAN AI:AIを導入して、日々の業務で一番大きく変わったと感じる部分はどこですか?
➖➖丸山氏
私は現在、議事録作成や調べ物にAIを日常的に使っています。特に大きな変化は「残せなかったものを残せるようになった」ことでしょうか。以前はちょっとした商談であれば、日報は実際に何が話され、どう合意したのかなど、参加者によって情報のレベルにバラつきがありました。AIを使うようになってからは、短時間の商談や会議でも要点が議事録として残せるようになり、不参加のメンバーにも議論の流れや決定事項を正確に共有できるようになりました。これまで“消えていた会話”が記録に残ることで、共通認識が一段と増え、業務の推進力が確実に高まっています。

また、Excel関数やPython実装もAIに助けられています。これまではGoogle検索を繰り返し、断片的な情報を組み合わせながら試行錯誤していたのが当たり前でした。しかし今は、JAPAN AIに「こういうことをしたい」と投げかければ、私たちの業務に即した形でコードや関数を提示してくれる。“検索する”という行為が、GoogleではなくJAPAN AIに聞く、という習慣に変わりつつあります。

さらに、車検証や各種リストを申請用や社内共有用に整形する作業も、AIに任せられるように構想中です。現在は1件ごとに手打ちで転記しており、営業から依頼が重なると数百件規模の処理が現場にのしかかっています。今後はバラバラに届く車検証の情報をAIがリスト化し、項目毎にデータを整えてくれる方法を取り入れて手作業から脱却していくのが理想です。現場に想像以上のインパクトを与えることで、本当にやりたい仕事に時間を使えるような環境づくりを目指していきます。

手探り運用から実務活用へ!現場に広がった“成功体験”の連鎖

➖➖丸山氏
導入当初は、私自身AIを“夢のツール”のように捉えていました。「これもできるだろう、あれも任せられるだろう」と期待して使い始めたのですが、イメージだけが先行してしまい、うまく運用に乗せられず空回りしていました。もし当時サポートがなければ「やっぱりまだAIは使えないか」という結論に至り、他のAIサービスを利用したところで、同じようにつまずいていたと思います。そこでCS担当の佐藤さんから「このタスクはAIには不向きです」「こういう聞き方をすれば精度が上がりますよ」「場合によっては別モデルを使うと良くなります」と具体的なアドバイスを受けたことで、使い方が一気に安定し、実務に馴染んでいきました。

特にありがたかったのは、こちらが質問するのを待つのではなく、「どんなことに困っていますか」「こういう設定を試すと良いですよ」とグイグイ提案してくれる点です。従来、弊社が導入してきたITシステムでは「ツールは渡したので後は自分たちで使ってください」という対応が多く、ユーザー側が活用方法を模索するしかありませんでした。そうした経験と比べて、伴走型で寄り添ってくれるJAPAN AIのサポートはまったく別物でした。
結果として、導入から短期間で成功体験が広がり、議事録や調べ物、データ整形といった具体的なユースケースが次々と定着しました。「この使い方は便利だった」という声が共有され、部署を超えて活用の輪が広がったのは、まさにCSの力が大きかったと感じています。
一方で、まだ全社的な活用が本格化したとは言えず、私たち自身も模索の途上にあります。だからこそ、定例会での壁打ちやグイグイ提案してくれる伴走が、これからの展開に欠かせない支えになると考えています。

人にしかできない仕事へ!伴走型CSとともに描く次のステージ

➖➖粕谷氏
AI導入は「契約すれば終わり」ではなく、どう社内に根付かせるかが勝負です。テレコムでも最初はスモールスタートから始め、成功体験を共有しながら徐々に広げてきました。その過程で大きかったのは、JAPAN AIのカスタマーサクセスが単なる機能説明ではなく「どう広げるか」を一緒に考えてくれたことです。chatGPTを会社単独で契約して、各自が勝手に使うのとは全然違う。伴走してくれるパートナーがいるかどうかで結果は大きく変わります。導入を検討される企業には「まずは小さく始めて成功体験を作り、サポートを存分に頼ること」をぜひお勧めしたいです。
今後については、プロジェクトメンバーを30人から7人に絞り、丸山を中心に推進体制を再構築しました。専任担当を置くのは難しい中で、社内全般を理解している人材をハブ役に据えるのは大きな意味があります。こうして「誰かに任せて終わり」ではなく、現場で使いこなせる人を軸に広げていくことが、持続的な活用につながると考えています。
日頃、特に意識しているのは「忙しいからできませんでした」という言い訳をなくすこと。AIやエージェントを活用すれば、その言葉を言わずに、社員が本来やるべき新しい挑戦や創造的な業務に時間を振り向けられるはずです。だからこそ、単なる効率化で終わらせず、「人にしかできない仕事」にシフトさせることが経営の責任だと思っています。これからもCSと連携しながら、活用の輪を社内にどう広げるか、その推進を続けていくつもりです。

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