>>使うほど資産になる「JAPAN AI AGENT」の詳細はこちら<<

採用動画とは?効果・メリットから種類・費用・作り方

採用動画 とは

「採用動画を導入すべきか迷っている」「そもそも採用動画とは何か、基本から知りたい」と考えている採用担当者の方は多いのではないでしょうか。

近年、採用活動における動画の重要性は急速に高まっています。求職者は「社風や雰囲気がわからず不安」という懸念をもっているため、採用動画は重要な役割をもちます。

しかし、採用動画にはどのような種類があるのか、制作にはどれくらいの費用がかかるのか、どのように活用すれば効果を最大化できるのか、といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、採用動画の定義や効果・メリットから、種類、最新トレンド、制作ポイント、費用相場、成功事例まで、JAPAN AIが網羅的に解説します。


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画とは?

採用動画とは、企業が求職者に向けて自社の事業内容や職場環境、社員の声、企業文化などを映像にまとめた動画コンテンツのことです。採用サイトや求人媒体、SNS、会社説明会など、さまざまな採用活動のシーンで活用されています。

テキストや写真だけでは伝えきれない「職場の雰囲気」や「社員の人柄」を、視覚と聴覚の両方から伝えられるのが採用動画の最大の特徴です。求職者は動画を通じて、実際に働くイメージをより具体的に描くことができます。

従来の採用活動では、求人票のテキスト情報や企業サイトの写真が主な情報源でした。しかし、これらの静的なコンテンツだけでは、企業の「リアルな姿」を伝えることに限界があります。採用動画は、この情報格差を埋める手段として、多くの企業で導入が進んでいます。

採用動画が注目されている背景

採用動画がここまで注目されるようになった背景には、いくつかの要因があります。

まず、Z世代を中心とした若年層の台頭です。動画プラットフォームで情報収集をすることが当たり前の世代にとって、テキスト中心の求人情報は物足りなさを感じるものです。TikTokやYouTube Shortsなどの短尺動画に慣れ親しんだ世代が就職活動の中心となり、企業側も動画での情報発信が求められるようになりました。

次に、オンライン採用の普及です。コロナ禍以降、Web面接やオンライン説明会が定着し、企業と求職者が直接対面する機会が減少しました。その結果、動画を通じて企業の雰囲気を伝えることの重要性が一層高まっています。

さらに、通信環境の向上による動画視聴のハードル低下も要因の一つです。スマートフォンの普及と高速通信環境の整備により、求職者が場所を問わず動画を視聴しやすくなりました。



求人票の読み込みから評価軸の自動作成、AI面接の実施・評価要約まで。採用業務の工数を40%以上削減する採用特化型AIプラットフォーム「JAPAN AI HR」。⇒サービス詳細を見る

採用動画の効果・メリット

採用動画を導入することで、企業は求職者への訴求力を高め、採用活動全体の質を向上させることができます。代表的な5つの効果・メリットを解説します。

  • 記憶に残りやすい
  • ミスマッチを防げる
  • 自社の強みを明確に伝えられる
  • 採用工数を削減できる
  • 母集団形成しやすくなる

記憶に残りやすい

採用動画の大きなメリットの一つが、求職者の記憶に残りやすい点です。

人間の情報処理において、視覚と聴覚の両方から同時に情報を受け取ると、テキストだけの場合と比べて理解度や記憶への定着が高まるとされています。映像は言語情報と視覚情報を同時に処理させるため、テキスト単独よりも脳に多面的な刺激を与え、情報が長期記憶に移行しやすいと考えられています。

求職者は就職活動中に多くの企業情報に触れます。その中で、テキストだけの求人情報よりも、映像と音声で構成された採用動画のほうが印象に残りやすく、企業の認知度向上に効果的です。

ミスマッチを防げる

採用動画の最も重要な効果の一つが、入社後のミスマッチ防止です。

求人票のテキスト情報だけでは、職場の雰囲気や社員同士のコミュニケーションの様子を正確に伝えることは困難です。採用動画で実際の職場環境や社員の人柄、仕事の進め方をリアルに映し出すことで、求職者は入社前に「この会社で働く自分」を具体的にイメージできます。

その結果、入社後の「思っていたのと違った」というギャップが軽減され、早期離職の防止につながります。moovyの調査でも、採用動画を視聴した回答者の78.1%が「志望度が上がった」と回答しており、動画による情報提供が企業と求職者の相互理解を深めていることがわかります。

出典:株式会社moovy プレスリリース「採用動画トレンド調査2026」

自社の強みを明確に伝えられる

採用動画は、自社の魅力や強みを直感的に伝えるのに適したメディアです。

テキストで「風通しの良い職場です」と書いても、求職者にとっては抽象的な表現にとどまります。しかし、動画で社員同士が活発に議論している様子や、上司と部下がフランクにコミュニケーションを取っている場面を映し出せば、「風通しの良さ」を具体的に実感してもらえます。

企業文化やオフィスの雰囲気、チームワークの様子など、文字では伝えにくい「無形の魅力」を映像化できるのは、採用動画ならではの強みです。競合他社との差別化を図るうえでも、動画による魅力訴求は効果的な手段といえます。

採用工数を削減できる

採用動画は、採用担当者の業務効率化にも貢献します。

たとえば、会社説明会で毎回同じ内容を説明している場合、その部分を動画に置き換えることで、採用担当者の負担を大幅に軽減できます。動画であれば説明内容の質が均一化され、担当者によるばらつきも防止できます。

また、求職者からの「どんな職場ですか」「社風はどうですか」といった基本的な質問に対しても、採用動画を案内することで個別対応の工数を削減できます。説明会の回数を減らしたり、遠方の求職者にも同じ品質の情報を届けたりできる点も、採用工数削減のメリットです。

AI採用とは?できること・活用業務例やメリットデメリットの記事では、AIを活用した採用業務の効率化についてさらに詳しく解説しています。

母集団形成しやすくなる

採用動画は、SNSや動画プラットフォームを通じた拡散により、幅広い求職者にリーチできるメディアです。

YouTubeやTikTok、Instagram Reelsなどに採用動画を公開すれば、従来の求人媒体だけではアプローチできなかった層にも企業の存在を知ってもらえます。特に、ショート動画はアルゴリズムによるレコメンド機能が強く、フォロワー数に関係なく多くのユーザーに表示される可能性があります。


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画のデメリット・注意点

採用動画には多くのメリットがある一方、導入前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。事前に理解しておくことで、適切な対策を講じることができます。

  • 制作にコストや時間がかかる
  • 内容によっては悪い印象を与える
  • 定期的なブラッシュアップが必要

制作にコストや時間がかかる

採用動画の制作には、一定のコストと時間が必要です。

制作会社に外注する場合、動画の種類やクオリティにもよりますが、一般的に50万〜300万円程度の費用がかかります。また、企画・構成の打ち合わせから撮影、編集、修正を経て完成するまでに1〜3か月程度の期間を要するのが一般的です。

ただし、近年はスマートフォンでの撮影や無料の編集ツールを活用した内製も可能になっており、コストを抑える方法も増えています。予算や目的に応じて、外注と内製を使い分けることが重要です。

内容によっては悪い印象を与える

採用動画の内容が不適切だと、かえって企業イメージを損なうリスクがあります。

たとえば、企業目線で一方的に自社の良いところだけをアピールする動画は、求職者に「本当の姿を隠しているのでは」という不信感を与えかねません。また、実態とかけ離れた演出や、過度に美化された映像は、入社後のギャップを生み、結果的にミスマッチの原因となります。

採用動画では、良い面だけでなく仕事の大変さや課題にも触れるなど、等身大の情報発信を心がけることが大切です。求職者の信頼を得るためには、リアルさと誠実さが求められます。

定期的なブラッシュアップが必要

採用動画は、一度制作すれば終わりというものではありません。

出演した社員が異動や退職した場合、動画の内容と現実にズレが生じます。また、事業内容の変化やオフィスの移転、組織体制の変更などがあった場合も、動画の更新が必要です。古い情報がそのまま残っていると、求職者に誤った印象を与えてしまう可能性があります。

少なくとも年に1回は内容を見直し、情報が最新の状態に保たれているかを確認しましょう。部分的な差し替えや追加撮影で対応できるよう、制作時から更新を見据えた設計にしておくことも有効です。



求人票の読み込みから評価軸の自動作成、AI面接の実施・評価要約まで。採用業務の工数を40%以上削減する採用特化型AIプラットフォーム「JAPAN AI HR」。⇒サービス詳細を見る

採用動画の種類

採用動画にはさまざまな種類があり、目的やターゲットに応じて使い分けることが重要です。代表的な採用動画の6つの種類を紹介します。

  • 社員インタビュー動画
  • 会社紹介・事業紹介動画
  • オフィス紹介動画
  • 座談会動画
  • コンセプト動画
  • インタラクティブ動画

社員インタビュー動画

社員インタビュー動画は、最もポピュラーな採用動画の形式です。社員が自分の言葉で仕事のやりがいや職場の魅力を語ることで、求職者は「一緒に働く人」の人柄や価値観を感じ取ることができます。

新卒採用であれば若手社員、中途採用であれば同職種の中堅社員など、ターゲットに近い属性の社員を起用すると、求職者の共感を得やすくなります。台本を読み上げるのではなく、自然な語り口で話してもらうことがリアルさを出すポイントです。

会社紹介・事業紹介動画

会社紹介・事業紹介動画は、企業の事業内容やビジョン、強みを映像で紹介する動画です。企業の全体像を短時間で理解してもらえるため、採用活動の初期段階で活用されることが多い種類です。

経営者のメッセージや事業の社会的意義、今後の成長戦略などを盛り込むことで、求職者の企業理解を促進し、志望度の向上につなげることができます。

オフィス紹介動画

オフィス紹介動画は、オフィスや職場の様子を映像で見せることで、働く環境をリアルに伝える動画です。執務スペースだけでなく、休憩室やカフェテリア、会議室など、社員が日常的に使う空間を紹介することで、求職者に「ここで働く自分」をイメージしてもらえます。

リモートワークが普及した現在でも、オフィスの雰囲気や設備を可視化することは、企業選びの重要な判断材料です。

座談会動画

座談会動画は、複数の社員が特定のテーマについて本音で語り合う形式の動画です。1対1のインタビューとは異なり、社員同士の自然なやり取りが映し出されるため、リアルな社内コミュニケーションの様子が伝わります。

「入社の決め手」「仕事で大変だったこと」「チームの雰囲気」など、求職者が気になるテーマを設定すると、視聴者の不安解消に効果的です。

コンセプト動画

コンセプト動画は、企業の世界観やブランドイメージを映像で表現する動画です。企業理念やミッション、ビジョンを感覚的に伝えることを目的としており、採用ブランディングに特化した種類といえます。

ストーリー性のある構成やクリエイティブな映像表現が求められるため、制作コストは比較的高くなりますが、企業の認知拡大やブランドイメージの向上に大きく貢献します。

インタラクティブ動画

インタラクティブ動画は、視聴者が動画内で選択肢をクリックし、自分の興味に合った情報にたどり着ける双方向型の動画です。2026年の採用動画トレンドとしても注目されています。

たとえば、「営業職について知りたい」「エンジニア職について知りたい」といった選択肢を表示し、求職者が自分に関連する情報だけを効率的に視聴できる仕組みです。一方的な情報提供ではなく、求職者自身が能動的に情報を取りに行く体験を提供できるため、エンゲージメントの向上が期待できます。


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画の最新トレンド

採用動画の手法は年々進化しています。2026年時点で注目されている最新トレンドを3つ紹介します。

  • 縦型ショート動画
  • 社員密着ドキュメンタリー
  • 生成AIを活用した動画

縦型ショート動画

TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなどの縦型短尺動画が、採用動画の分野でも主流になりつつあります。

30秒〜1分程度の短い動画で企業の魅力をコンパクトに伝える形式は、特に認知拡大フェーズで高い効果を発揮します。moovyの調査でも、まったく知らない企業の動画は「30秒〜1分未満」が最も視聴しやすいと43.8%が回答しており、ショート動画の有効性が裏付けられています。

プラットフォームのアルゴリズムによるレコメンド機能を活用すれば、フォロワー数が少ない企業でも多くの求職者にリーチできる可能性があります。

出典:株式会社moovy「採用動画トレンド調査2026」

社員密着ドキュメンタリー

社員の1日に密着し、リアルな働き方を映像化する「社員密着ドキュメンタリー」形式の動画が増えています。

朝の出勤から業務中の様子、昼休み、退勤までを追いかけることで、求人票だけでは伝わらない「働くリアル」を可視化できます。「実際にどんな1日を過ごすのか」を知りたいという求職者のニーズに直接応える形式として、高い人気を集めています。

演出を控えめにし、ドキュメンタリータッチで撮影することで、リアルさと信頼性を両立できます。

生成AIを活用した動画

生成AIの進化により、採用動画の制作プロセスにも変革が起きています。

AIによるナレーションの自動生成、映像素材のAI生成、字幕の自動付与など、これまで人手と時間をかけていた工程をAIで効率化できるようになりました。特に、予算が限られる中小企業にとっては、制作コストの削減と品質の両立を実現する手段として注目されています。

ただし、AIだけで完結させるのではなく、実写映像とAI生成素材を組み合わせたハイブリッド制作が主流です。社員の生の声やリアルな職場の映像はAIでは代替できないため、AIはあくまで制作の効率化ツールとして活用するのが効果的です。



求人票の読み込みから評価軸の自動作成、AI面接の実施・評価要約まで。採用業務の工数を40%以上削減する採用特化型AIプラットフォーム「JAPAN AI HR」。⇒サービス詳細を見る

採用動画の制作ポイント

効果的な採用動画を制作するためには、企画段階から押さえるべきポイントがあります。採用動画の制作で成功するための5つのポイントを解説します。

  • ターゲットを明確に設定する
  • 目的を明確にする
  • 自社の魅力を明確にする
  • リアルな情報を伝える
  • 活用シーンを決める

ターゲットを明確に設定する

採用動画の制作で最も重要なのが、ターゲットの明確化です。

新卒採用と中途採用では、求職者が求める情報が大きく異なります。新卒向けであれば「成長環境」や「研修制度」、中途向けであれば「具体的な業務内容」や「キャリアパス」が重視される傾向にあります。さらに、職種や年齢層、経験レベルなど、より具体的なペルソナを設定することで、刺さる動画を制作できます。

「誰に見てほしいのか」が曖昧なまま制作を進めると、誰にも響かない動画になってしまうため、最初にターゲットを明確に定めましょう。

目的を明確にする

採用動画を制作する目的を1つに絞ることも重要です。

「認知拡大」「応募数増加」「ミスマッチ防止」「志望度向上」「内定辞退防止」など、採用動画で達成したい目的はさまざまです。しかし、1本の動画にすべての目的を詰め込むと、メッセージが散漫になり、どの目的も中途半端になってしまいます。

目的によって最適な動画の種類や尺、配信先も変わるため、まずは「この動画で何を達成したいのか」を明確にしたうえで、企画を進めましょう。

自社の魅力を明確にする

採用動画で他社と差別化するためには、自社ならではの魅力を明確に言語化する必要があります。

採用の4P(Profession:仕事・事業内容、Philosophy:企業理念、People:人材・社風、Privilege:待遇・福利厚生)のフレームワークを活用すると、自社の魅力を多角的に洗い出すことができます。その中から、ターゲットとなる求職者に最も響くポイントを選び、動画の核となるメッセージとして打ち出しましょう。

競合他社の採用動画もリサーチし、差別化できるポイントを見つけることも大切です。

リアルな情報を伝える

採用動画で最も避けるべきは、実態と乖離した「きれいごと」だけの動画です。

良い面ばかりを強調した動画は、一時的に応募数を増やせるかもしれませんが、入社後のミスマッチを引き起こし、早期離職の原因となります。仕事の大変さや課題にも率直に触れつつ、それを乗り越えるやりがいや成長の機会を伝えることで、求職者の信頼を獲得できます。

出演する社員にも、台本通りではなく自分の言葉で話してもらうことで、リアルさと説得力が増します。等身大の情報発信が、結果的にミスマッチ防止と定着率向上につながります。

活用シーンを決める

採用動画をどこで、どのように使うかを事前に決めておくことも重要なポイントです。

配信先によって、最適な動画の尺やフォーマットが異なります。たとえば、採用サイトに掲載する場合は1〜3分程度の詳細な動画が適していますが、SNSで配信する場合は30秒〜1分のショート動画が効果的です。求人媒体に埋め込む場合は、媒体ごとの仕様に合わせた調整が必要です。

また、会社説明会のオープニングで流す場合と、面接前の待ち時間に流す場合でも、内容やトーンは変わります。活用シーンを先に決めることで、制作の方向性が明確になり、無駄のない動画制作が可能です。


採用動画の効果を最大化するなら「JAPAN AI HR」

採用動画で求職者の興味を引いた後、書類選考や面接といった選考プロセスの効率化も重要です。JAPAN AI HRは、AIスカウトから書類スクリーニング、AI面接・評価レポート自動生成まで、採用プロセス全体をカバーするAIプラットフォームです。採用業務の工数を40%以上削減しながら、評価基準の標準化も実現します。採用担当者が「人と向き合う時間」に集中できる環境を構築し、採用活動全体の質を高めます。

採用業務の
工数削減 / 標準化を実現

採用特化型

AIプラットフォーム

JAPAN AI HR

採用特化型

AIプラットフォーム

JAPAN AI HR

ポジションごとの評価基準を生成
書類選考や面接評価を自動化

掲出媒体に沿った求人票の自動作成、
競合と比較した改善も可能

候補者のデータを分析しパーソナライズ
したスカウト文章を自動生成

JAPAN AI HR


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画の制作の流れ

採用動画の制作は、大きく3つのステップで進みます。全体の流れを把握しておくことで、スムーズに制作を進めることができます。

  • 企画・構成
  • 撮影・編集
  • 公開・配信

企画・構成

採用動画の制作は、企画・構成から始まります。このステップでは、以下の要素を決定します。

  • 目的の設定:動画で達成したいゴールを明確にする
  • ターゲットの設定:誰に向けた動画かを具体的に定める
  • コンセプトの決定:動画全体のテーマやメッセージを決める
  • 構成案・絵コンテの作成:動画の流れや各シーンの内容を設計する
  • スケジュールの策定:撮影日、編集期間、公開日を決める

制作会社に外注する場合は、この段階で打ち合わせを行い、企業の要望や予算、納期を共有します。企画段階でしっかりと方向性を固めておくことが、後工程のスムーズな進行と品質の確保につながります。

撮影・編集

企画・構成が固まったら、撮影と編集に進みます。

撮影では、出演者の手配、撮影場所の確保、撮影機材の準備が必要です。社員インタビューの場合は、事前に質問内容を共有し、リラックスして話せる環境を整えましょう。オフィス紹介の場合は、清掃や整理整頓を行い、普段の雰囲気が伝わる状態で撮影してください。

編集では、撮影した素材の中からベストなカットを選び、BGMやテロップ、ナレーションを追加します。企業のブランドイメージに合ったトーンで仕上げることが大切です。内製の場合は、スマートフォンでの撮影と無料の編集アプリでも十分なクオリティの動画を制作できます。

公開・配信

完成した動画を公開・配信します。配信先は目的やターゲットに応じて選定しましょう。

主な配信先としては、自社の採用サイト、YouTube、各種SNS(TikTok、Instagram、X)、求人媒体、会社説明会などがあります。配信先ごとに動画のサイズや尺を最適化することで、視聴率や効果を最大化できます。

公開後は、視聴回数、視聴完了率、応募率、面接実施率などのKPIを設定し、定期的に効果測定を行いましょう。データに基づいて動画の改善や追加制作を行うことで、採用動画の効果を継続的に高めることができます。



求人票の読み込みから評価軸の自動作成、AI面接の実施・評価要約まで。採用業務の工数を40%以上削減する採用特化型AIプラットフォーム「JAPAN AI HR」。⇒サービス詳細を見る

採用動画の費用相場

採用動画の制作を検討する際に気になるのが費用です。種類別の採用動画の費用目安と、費用を抑えるポイントを解説します。

種類別の費用目安

採用動画の制作費用は、動画の種類やクオリティ、尺によって大きく異なります。以下に、種類別の費用目安をまとめました。

動画の種類費用目安制作期間の目安
社員インタビュー動画30万〜80万円2週間〜1か月
会社紹介・事業紹介動画50万〜150万円1〜2か月
オフィス紹介動画30万〜70万円2週間〜1か月
座談会動画40万〜120万円2週間〜1か月
コンセプト動画100万〜300万円1〜3か月
SNS向けショート動画5万〜50万円1〜2週間

費用の変動要因としては、撮影日数、出演者の人数、ロケーション数、ドローン撮影やアニメーション、CGなどの特殊な演出の有無、ナレーションの有無などが挙げられます。

制作会社に見積もりを依頼する際は、目的や希望するクオリティ、参考にしたい動画の事例を具体的に伝えると、より正確な見積もりを得ることができます。

費用を抑えるポイント

採用動画の制作費用を抑えるには、いくつかの工夫が有効です。

  • 動画の尺を短くする:尺が長くなるほど撮影・編集の工数が増えるため、伝えたいメッセージを絞り、コンパクトにまとめる
  • 制作の一部を内製化する:企画や出演者の手配は自社で行い、撮影・編集のみ外注するなど、工程を分担する
  • 出演者を自社社員にする:プロのモデルや俳優を起用せず、実際の社員に出演してもらうことで、キャスティング費用を削減しつつリアルさも確保できる
  • 撮影場所を自社オフィスにする:外部のスタジオやロケーションを使わず、自社オフィスで撮影することでロケーション費用を抑える
  • 複数本をまとめて制作する:1回の撮影で複数本の動画素材を撮り、編集で使い分けることで1本あたりのコストを削減する

予算に制約がある場合は、まずはスマートフォンでの撮影と無料編集ツールを使った内製から始め、効果を確認したうえで外注に切り替えるというステップも有効です。


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画の成功事例

採用動画の効果をより具体的にイメージするために、テーマ別の成功事例を紹介します。

社員インタビュー動画の事例

社員インタビュー動画は、多くの企業で成果を上げている定番の形式です。

ある企業では、若手社員が入社の決め手や仕事のやりがいを率直に語るインタビュー動画を制作し、採用サイトに掲載しました。台本を使わず、社員の自然な言葉で語ってもらったことで、視聴者からの信頼感が高まり、応募数の増加につながりました。

また、ノバシステム株式会社では、社員インタビューを含む採用動画を導入した結果、内定承諾率が30%から50%に向上しました。求職者が動画を通じて社員の人柄や職場の雰囲気を事前に理解できたことが、内定辞退の減少に寄与したと考えられます。

コンセプト動画の事例

コンセプト動画は、企業の世界観やブランドイメージを印象的に伝える手法です。

企業の理念やビジョンをストーリー仕立てで映像化し、感情に訴えかけるコンセプト動画は、特に新卒採用において高い効果を発揮します。企業の「なぜこの事業をやるのか」というパーパスを映像で表現することで、共感した求職者からの応募が増加し、入社後のエンゲージメントも高まる傾向にあります。

制作コストは比較的高くなりますが、企業ブランディングの資産として長期的に活用できるため、投資対効果は高いといえます。



求人票の読み込みから評価軸の自動作成、AI面接の実施・評価要約まで。採用業務の工数を40%以上削減する採用特化型AIプラットフォーム「JAPAN AI HR」。⇒サービス詳細を見る

採用動画に関してよくある質問

採用動画の導入を検討する中で、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式で解説します。

採用動画の効果はどのくらいで実感できますか?

採用動画の効果を実感するまでの目安は、公開後3〜6か月程度です。

動画を公開してすぐに劇的な変化が現れるケースは少なく、求職者への認知浸透や応募行動への影響が数値として表れるまでには一定の期間が必要です。効果測定のためには、視聴回数、視聴完了率、応募率、面接実施率、内定承諾率などのKPIを事前に設定し、定期的にモニタリングしましょう。

実際に、株式会社ワールドインテックでは採用動画の導入後、一次面接実施率が56%から73%へと17ポイント向上しています。

採用動画は自社で制作できますか?

自社での制作は十分に可能です。

スマートフォンのカメラ性能は年々向上しており、十分な画質で撮影できます。また、CapCutやCanvaなどの無料・低価格の編集ツールを使えば、専門的な知識がなくても一定のクオリティの動画を制作できます。

ただし、企業のブランドイメージに直結するコンセプト動画や、高いクオリティが求められる場面では、プロの制作会社に依頼することをおすすめします。予算に応じて「内製で始めて、効果を確認してから外注に移行する」という段階的なアプローチも有効です。


書類選考の自動化から一次面接の代行まで——AI採用の実践ノウハウを解説資料にまとめました。⇒解説資料はこちら

採用動画で自社の採用力を高めよう

本記事では、採用動画の定義から効果・メリット、種類、最新トレンド、制作ポイント、費用相場、成功事例まで、網羅的に解説しました。

改めてポイントを整理すると、以下の通りです。

  • 採用動画は企業比較の重要な材料:約95%の回答者が動画のない企業に懸念を示し、87.7%が最終判断に影響すると回答
  • 主な効果・メリット:記憶への定着、ミスマッチ防止、自社の魅力訴求、採用工数の削減、母集団形成
  • 種類は目的に応じて選択:社員インタビュー、会社紹介、オフィス紹介、座談会、コンセプト、インタラクティブなど
  • 制作のポイント:ターゲット・目的・自社の魅力を明確にし、リアルな情報を伝えること
  • 費用相場:30万〜300万円(種類・クオリティによる)。内製やショート動画なら低コストでの制作も可能

採用動画は、一度制作すれば採用サイト、SNS、説明会など、さまざまなシーンで繰り返し活用できる資産です。まずは自社の採用課題を整理し、目的とターゲットに合った動画の種類を選ぶところから始めてみてはいかがでしょうか。

採用動画の活用で、求職者に選ばれる企業を目指しましょう。