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ChatGPTアプリおすすめ12選!Apps in ChatGPTで使える便利アプリを目的別に紹介

ChatGPTアプリのおすすめ

ChatGPTの画面上で外部サービスを直接操作できる新機能「Apps in ChatGPT」をご存じでしょうか。2025年10月にOpenAIが正式発表したこの機能は、従来のテキスト対話にとどまっていたChatGPTを「アプリのハブ(中核的な操作拠点)」へと進化させました。

Canvaでデザインを作成したり、Spotifyでプレイリストを生成したり、freeeで確定申告の相談をしたりと、チャット画面から離れることなく多彩な操作を完結できます。本記事では、Apps in ChatGPTの仕組みや料金プランごとの対応状況を整理したうえで、目的別のおすすめアプリ12選を厳選して紹介します。さらに、アプリの選び方や利用時の注意点まで網羅的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

ChatGPTアプリ(Apps in ChatGPT)とは?

Apps in ChatGPTとは、ChatGPTのチャット画面から外部サービスを直接呼び出して操作できる機能です。OpenAIが2025年10月に発表し、同年12月にはApp Directory(アプリ一覧ページ)の公開と開発者向けのアプリ提出受付も開始されました。

この機能が注目される背景には、従来のChatGPTが抱えていた「テキスト対話の完結性」という課題があります。たとえばデザインを作りたい場合、ChatGPTでアイデアを練った後にCanvaを別途開いて作業する必要がありました。Apps in ChatGPTでは、チャット内で「Canvaを使ってInstagram投稿画像を作って」と指示するだけで、Canvaの機能が呼び出され、デザインの生成から編集までを一つの画面で完結できます。この仕組みを支えているのが、MCP(Model Context Protocol)を基盤とするApps SDKです。開発者はこのSDKを使ってアプリを構築し、ChatGPTの会話に自然言語で反応するインタラクティブなUI(操作画面)を組み込めます。地図やカルーセル(横スクロール型の画像一覧)、プレイリストといったリッチな表示要素をチャット内に直接表示できる点が、従来のGPTsやプラグインとの大きな違いです。

ChatGPTの基本的な機能や活用例を詳しく知りたい方は、「ChatGPTとは?できること・活用例やメリットデメリット」の記事もあわせてご覧ください。

従来のGPTsやプラグインとの違い

Apps in ChatGPTは、従来のGPTsやプラグインとは役割が明確に異なります。GPTsは「カスタマイズされたChatGPT」であり、特定のタスクに最適化された対話体験を提供するものです。一方、Apps in ChatGPTは「外部サービスとの直接連携」を実現する仕組みであり、ChatGPTの外にあるアプリの機能そのものをチャット内に持ち込みます。

この違いが生まれる理由は、技術基盤の設計思想にあります。GPTsはOpenAIのモデル上でプロンプトやナレッジを組み合わせて動作するのに対し、Apps in ChatGPTはMCPを介して外部サーバーと通信し、リアルタイムでデータを取得・操作します。そのため、Spotifyの楽曲データベースから最新の楽曲を検索したり、Booking.comの空室情報をリアルタイムで取得したりといった、外部データへの即時アクセスが可能になります。

比較項目 GPTs Apps in ChatGPT
主な役割 特定タスクに最適化された対話体験 外部サービスの機能をチャット内で直接操作
技術基盤 OpenAIモデル上のプロンプト・ナレッジ MCP(Model Context Protocol)ベースのApps SDK
外部データへのアクセス 限定的(事前登録データ中心) リアルタイムで外部サーバーと通信
UI表現 テキスト中心 地図・カルーセル・プレイリスト等のリッチUI
開発者の参入 誰でもノーコードで作成可能 Apps SDKでの開発・審査を経て公開

つまり、特定の業務フローをカスタマイズしたい場合はGPTs、外部サービスの機能をChatGPT内で直接使いたい場合はApps in ChatGPTが適しています。

【関連記事】

ChatGPTのGPTsとは?カスタマイズ機能の使い方・作り方や特徴・活用事例

Apps in ChatGPTで利用できるアプリの一覧

ChatGPTのアプリ一覧

2026年4月時点で、Apps in ChatGPTのアプリ一覧には多様なカテゴリのアプリが公開されています。主なカテゴリは以下のとおりです。

  • デザイン・クリエイティブ:Canva、Adobe Acrobat、Picsartなど
  • 音楽・エンターテインメント:Spotify、Apple Musicなど
  • 旅行・予約:Booking.com、KAYAKなど
  • 学習・教育:Courseraなど
  • ビジネス・生産性:freee、Notion、Slack、Zoomなど
  • ショッピング・日用品:Instacart、Shopifyなど

アプリへのアクセス方法は、ChatGPTの画面左側にある「アプリ」メニューを開くか、ChatGPTのアプリの一覧画面に直接アクセスする方法があります。注目アプリやカテゴリ別の一覧が表示されるため、目的に合ったアプリを見つけやすいです。

無料プラン含むすべてのプランで利用可能

Apps in ChatGPTは、無料プラン(Free)を含むすべての料金プランで利用可能です。ただし、プランによってChatGPT自体の利用上限やモデル性能に差があるため、アプリ連携の快適さにも影響が出ます。

Apps in ChatGPTがすべてのプランで開放されている理由は、OpenAIがChatGPTを「アプリプラットフォーム」として成長させる戦略を採っているためです。ユーザー基盤を広げることで開発者のアプリ参入を促し、エコシステム(開発者・ユーザー・サービス提供者が相互に価値を生み出す仕組み)全体の拡大を図っています。具体的には、無料ユーザーでもアプリの接続・基本操作は可能ですが、メッセージ送信数やファイルアップロード数に上限があるため、頻繁にアプリを活用する場合は有料プランへのアップグレードが推奨されます。

【目的別】ChatGPTアプリおすすめ12選

Apps in ChatGPTで利用できるおすすめアプリを、目的別に12個厳選して紹介します。各アプリの概要とChatGPT内でできることを整理していますので、自分の用途に合ったアプリを見つける参考にしてください。

  • デザイン・クリエイティブ系:Canva、Adobe Acrobat、Picsart
  • 音楽・エンターテインメント系:Spotify、Apple Music
  • 旅行・予約系:Booking.com
  • 学習・教育系:Coursera
  • ビジネス・生産性系:freee、Notion、Slack、Zoom
  • ショッピング・日用品系:Instacart

Canva:デザイン制作をチャットで完結

CanvaのApps in ChatGPT連携では、プロンプトを入力するだけでプロ品質のデザインを生成できます。Instagram投稿画像やプレゼン資料、バナー広告など、用途を指定すればCanvaのテンプレートとAI機能を組み合わせた成果物をチャット内に直接表示可能です。

この連携が便利な理由は、デザインの「構想」と「制作」を一つの画面で完結できる点にあります。従来はChatGPTでキャッチコピーやレイアウト案を考えた後、Canvaに移動してゼロから作業する必要がありました。Apps連携後は「新商品のInstagram投稿画像を、青を基調にしたシンプルなデザインで作って」と指示するだけで、Canvaが最適なテンプレートを選定し、テキストや配色を反映したデザイン案を複数提示できるようになります。気に入ったデザインはCanva上で細部を調整し、そのままダウンロードや共有が可能です。

ChatGPTを活用したデザイン制作の具体的なプロンプト例については、「ChatGPTをデザイン制作へ活用する方法とプロンプト例」の記事も参考にしてください。

Adobe Acrobat:PDF作成・編集の効率化

Adobe AcrobatのApps連携は、PDF文書の作成・編集・要約・翻訳をChatGPT内で一括処理できる点が特徴です。ビジネスシーンで頻繁に発生するPDF関連の作業を、チャットの指示だけで効率化できます。

PDF業務の効率化が求められる背景には、企業における文書処理の負担があります。契約書の要約、報告書のフォーマット変換、多言語資料の翻訳など、PDF関連の作業は多岐にわたります。Adobe Acrobatとの連携では、「このPDFの要点を3つにまとめて」「英語のPDFを日本語に翻訳して」といった自然言語の指示で、Acrobatの高精度な文書処理エンジンが動作します。PDFの内容を正確に解析したうえで処理するため、レイアウトやフォント情報を保持したまま編集できる点が、単純なテキスト変換とは異なります。

Picsart:スマホ感覚の画像・動画編集

PicsartのApps連携では、AIによる高度な画像生成や背景除去、エフェクト追加をChatGPT内で実行可能です。SNS投稿用のコンテンツ制作に特化した機能が充実しており、デザインの専門知識がなくても視覚的に訴求力のある画像を作成できます。

Picsartが選ばれる理由は、モバイルアプリで培われた直感的な操作性をChatGPT連携でも活かしている点にあります。「商品写真の背景を白に変えて」「写真にヴィンテージ風のフィルターをかけて」といった指示で、AIが画像の構成要素を認識し、適切な処理を自動で適用可能です。特にECサイトの商品画像やSNSのフィード投稿など、大量の画像を短時間で加工する必要がある場面で効果を発揮します。

Spotify:AIが選ぶプレイリスト作成

SpotifyのApps連携では、気分やシーンを伝えるだけでパーソナライズされたプレイリストを自動生成できます。生成されたプレイリストはSpotifyアカウントに直接保存され、そのまま再生を開始できます。

この機能の仕組みは、ChatGPTの自然言語理解とSpotifyの楽曲データベースを組み合わせたものです。「雨の日に読書しながら聴きたいジャズ」「朝のランニングに合うテンポの速い曲」といった抽象的なリクエストをChatGPTが解釈し、Spotifyの膨大な楽曲カタログから条件に合う楽曲を選定します。単なるジャンル検索ではなく、テンポやムード、楽器構成といった音楽的特徴を考慮した選曲が行われるため、従来の検索では見つけにくかった楽曲との出会いが生まれます。

Apple Music:音楽をAIでもっと楽しむ

Apple MusicのApps連携も、Spotifyと同様にAIによる楽曲推薦とプレイリスト作成が可能です。Apple Musicのサブスクリプション(定額制音楽配信サービス)を利用しているユーザーにとっては、普段使い慣れたサービスをChatGPTから直接操作できる利便性があります。

SpotifyとApple Musicの使い分けとしては、すでに利用しているサービスに合わせて選ぶのが合理的です。両者ともChatGPT内でのプレイリスト生成機能を提供していますが、楽曲カタログの構成やレコメンドのアルゴリズムに違いがあるため、普段の音楽体験との一貫性を重視するとよいでしょう。

Booking.com:AIに旅行プランを丸ごと提案

Booking.comのApps連携では、旅行先・日程・予算・人数を伝えるだけで、宿泊施設の検索から比較、予約ページへの遷移までをChatGPT内で完結できます。

旅行計画の効率化において、この連携が有効な理由は「情報収集と意思決定の一体化」にあります。従来の旅行計画では、目的地の情報をChatGPTで調べた後、Booking.comで宿泊施設を検索し、口コミを確認し、料金を比較するという複数のステップが必要でした。Apps連携後は「5月のゴールデンウィークに京都で2泊、予算は1泊1万5千円以内、駅から徒歩10分以内」と伝えるだけで、条件に合う宿泊施設がカルーセル形式で表示されます。各施設の評価や料金、写真を確認しながら、気に入った施設の予約ページへ直接遷移可能です。

Coursera:最適な学習コースをAIが推薦

CourseraのApps連携では、身につけたいスキルや学習目的を伝えると、Courseraの豊富なオンラインコースの中から最適なものをAIが推薦します。

この機能が効果的な理由は、Courseraが提供する10,000以上のコースの中から、学習者の目的やレベルに合ったコースを絞り込む作業をAIが代行する点にあります。「データサイエンスを基礎から学びたい、週5時間程度の学習時間で」と伝えれば、難易度・所要時間・受講者評価を考慮したコースが提案されます。学習計画の立案までサポートしてくれるため、何から始めればよいかわからないという初学者の課題を解消可能です。

freee:クラウド会計をAIで効率化

freeeのApps連携は、日本の国内企業としていち早くApps in ChatGPTに対応した事例として注目されています。2026年2月に提供を開始した「freee確定申告」アプリでは、ChatGPT上で「@freee確定申告」と入力し、確定申告に関する質問を投げかけると、税理士が実際に回答した1万件以上の相談例から適切な情報を抽出して表示します。

freeeのアプリが信頼性を確保できている理由は、AIがゼロから回答を生成するのではなく、税理士の実例アドバイスを参照元として提示する設計にあります。回答者の氏名や所属も明示されるため、情報の出所が明確です。さらに、相談内容に応じてfreee会計のAI機能や税理士検索への遷移も可能で、「相談から申告完了まで」のシームレスな体験を実現しています。

出典:フリー株式会社「ChatGPT向けアプリ『freee確定申告』を提供開始」

Notion:タスク管理・ドキュメント作成の自動化

NotionのApps連携では、ChatGPTからNotionのページ作成やタスク追加、議事録の整理を直接実行できます。日常的にNotionを業務ツールとして使っているユーザーにとって、ChatGPTとの連携は作業の起点を一本化できるメリットがあります。

この連携が業務効率化に寄与する仕組みは、ChatGPTの自然言語処理とNotionの構造化データベースを橋渡しする点にあります。「今週の会議メモをNotionに新しいページとして作成して」「プロジェクトAのタスクに『デザインレビュー』を追加して、期限は来週金曜日」といった指示で、Notionのワークスペースに直接反映されます。手動でNotionを開いてページを作成してテンプレートを選び、内容を入力するという一連の操作が、一つのチャットメッセージに集約されます。

Slack:チーム連携をAIで強化

SlackのApps連携では、ChatGPTからSlackへのメッセージ送信やチャンネルの要約、リマインダーの設定を実行できます。チームコミュニケーションの効率化において、ChatGPTが「情報の整理役」として機能します。

この連携が有効な場面として、長時間のチャンネル議論の要約があります。出張や会議で不在だった間のSlackチャンネルの内容を「#マーケティングチャンネルの今日の議論を要約して」と依頼するだけで、主要な論点と決定事項が整理されます。また、「明日の10時にチームに進捗確認のリマインダーを送って」といった定型的なコミュニケーション業務も、ChatGPTから直接実行できます。

ChatGPTを活用した業務効率化の具体例については、ChatGPTによって効率化できる業務と活用の注意点を解説の記事もあわせてご覧ください。

Zoom:会議の要約・スケジュール管理

ZoomのApps連携では、会議の自動要約や次回会議のスケジュール設定をChatGPT内で完結できます。会議後のアクションアイテム(対応すべき事項)の整理にも活用できるため、会議の生産性向上に直結します。

会議の要約機能が実務で重宝される理由は、会議内容の記録と共有にかかる時間を大幅に削減できるためです。1時間の会議内容を手動で議事録にまとめると通常15〜30分程度かかりますが、Zoom連携を使えば「先ほどのZoom会議の要点をまとめて、アクションアイテムを担当者別に整理して」と指示するだけで、構造化された議事録が生成されます。

【関連記事】
Zoomで議事録を自動作成する5つの方法!おすすめのAIツールを紹介

Instacart:食料品の買い物をAIにお任せ

InstacartのApps連携では、献立や必要な食材を伝えるだけで買い物リストを作成し、Instacartでの注文までChatGPT内で進められます。日常生活における「何を買えばいいか考える」という認知的な負担を軽減できる点が特徴です。

この連携の実用性は、ChatGPTの献立提案能力とInstacartの即時配達ネットワークを組み合わせている点にあります。「今週の平日5日分の夕食献立を考えて、必要な食材をInstacartで注文できるようにして」と依頼すると、栄養バランスや調理時間を考慮した献立案とともに、必要な食材リストがInstacartの注文画面に反映されます。

ChatGPTアプリの比較一覧表

上記で紹介した12アプリの特徴を一覧表で整理します。目的や利用環境に応じて最適なアプリを選ぶ際の参考にしてください。

アプリ名 カテゴリ 主な用途 日本語対応
Canva デザイン 画像・プレゼン資料の作成 対応
Adobe Acrobat ドキュメント PDF作成・編集・要約・翻訳 対応
Picsart 画像編集 画像生成・背景除去・エフェクト 一部対応
Spotify 音楽 プレイリスト生成・楽曲検索 対応
Apple Music 音楽 楽曲推薦・プレイリスト作成 対応
Booking.com 旅行 宿泊施設検索・予約 対応
Coursera 学習 オンラインコース推薦・学習計画 一部対応
freee 会計 確定申告相談・税務Q&A 完全対応
Notion 生産性 ページ作成・タスク管理 対応
Slack コミュニケーション メッセージ送信・チャンネル要約 対応
Zoom 会議 会議要約・スケジュール管理 対応
Instacart ショッピング 食材リスト作成・注文 非対応(英語圏中心)

日本語での利用を重視する場合は、Canva、Spotify、Booking.com、freee、Notion、Slackなど日本語対応が充実しているアプリから試すのがおすすめです。

ChatGPTアプリの使い方・接続手順

Apps in ChatGPTの使い方は非常にシンプルで、3つのステップでアプリの接続から操作までを完了できます。初めて利用する方でも迷わず始められるよう、手順を整理します。

アプリの接続方法(3ステップ)

Apps in ChatGPTへのアプリ接続は、以下の3ステップで完了します。

  1. ChatGPTの画面左側にある「アプリ」メニューを開き、App Directoryにアクセスする
  2. 利用したいアプリを検索または一覧から選択し、「Connect(接続)」ボタンをクリックする
  3. アプリ側のログイン画面が表示されるので、既存のアカウントで認証を完了する

接続が完了すると、以降はチャット内でそのアプリの機能を呼び出せるようになります。一度接続したアプリは設定画面から管理でき、不要になった場合は接続を解除することも可能です。

「@」メンションでアプリを呼び出す方法

接続済みのアプリをチャット内で呼び出すには、メッセージ入力欄に「@アプリ名」と入力します。たとえば「@Canva」と入力すると、Canvaのアプリが起動し、続けて指示を入力できます。

また、アプリ名を明示的に指定しなくても、会話の文脈からChatGPTが適切なアプリを自動で提案する機能も試験的に導入されています。「旅行の宿を探したい」と入力すると、接続済みのBooking.comが候補として表示されるといった仕組みです。

効果的なプロンプトの書き方

Apps連携時にアプリの性能を最大限に引き出すには、プロンプト(指示文)の書き方が重要です。以下のポイントを意識すると、より精度の高い結果が得られます。

  • 目的を明確にする:「Canvaでデザインを作って」ではなく「Canvaで16:9のプレゼン表紙を、青と白の配色で作って」
  • 条件を具体的に指定する:「Booking.comで東京のホテルを探して」ではなく「Booking.comで5月3日〜5日、新宿駅徒歩10分以内、1泊1万円以下のホテルを探して」
  • 出力形式を指定する:「Spotifyでプレイリストを作って」ではなく「Spotifyで30分程度のジャズプレイリストを作って、テンポはゆったりめで」

プロンプト作成の基本的なコツについては、「ChatGPTのプロンプトを作成する4つのコツと活用例」の記事で体系的に解説しています。

ChatGPTアプリの選び方のポイント

App Directoryに公開されているアプリの数は増え続けており、自分に合ったアプリを選ぶための判断基準を持つことが重要です。目的・日本語対応・セキュリティの3つの軸で評価すると、効率的にアプリを絞り込めます。

利用目的に合ったアプリを選ぶ

アプリ選びの第一歩は、自分が解決したい課題や達成したい目的を明確にすることです。「デザインを作りたい」「旅行を計画したい」「業務を効率化したい」など、目的が定まれば候補となるアプリは自然と絞られます。

目的別の選び方として、クリエイティブ作業にはCanvaやPicsart、情報収集・予約にはBooking.comやCoursera、日常業務の効率化にはNotion・Slack・Zoomが適しています。複数のアプリを組み合わせて使うことも可能で、たとえば「Canvaでプレゼン資料を作成し、Slackでチームに共有する」といったワークフローをChatGPT内で一気通貫に実行できます。

日本語対応状況を確認する

2026年4月時点では、すべてのアプリが完全に日本語対応しているわけではありません。日本語でのプロンプト入力に対して適切に応答するアプリと、英語での入力が推奨されるアプリが混在しています。

日本語対応が充実しているアプリとしては、Canva、Spotify、Booking.com、freee、Notion、Slackが挙げられます。一方で、CourseraやInstacartは英語圏のサービスが中心であるため、日本語での操作に制限がある場合があります。日本語での利用を前提とする場合は、事前にアプリの対応状況を確認してから接続しましょう。

セキュリティと権限設定を確認する

アプリを接続する際には、そのアプリに付与する権限の範囲を確認することが不可欠です。Apps in ChatGPTでは、アプリごとにアクセスできるデータの範囲が異なり、接続時に権限の承認画面が表示されます。

信頼できるアプリを見分けるポイントとして、App Directoryに公開されているアプリはOpenAIの審査を通過したものである点が一つの判断材料になります。ただし、審査を通過しているからといってすべてのリスクが排除されるわけではないため、業務上の機密情報や個人情報を扱う場合は、アプリの提供元企業のプライバシーポリシーを確認したうえで利用することが重要です。

ChatGPTのセキュリティ対策について詳しく知りたい方は、「ChatGPTが引き起こす情報漏洩のリスクとは?企業が取るべきセキュリティ対策」の記事もご参照ください。

ChatGPTアプリを使う際の注意点

Apps in ChatGPTは利便性が高い一方で、利用にあたって把握しておくべきリスクや制限事項があります。安全かつ効果的にアプリを活用するために、以下の3つの注意点を確認しておきましょう。

入力した情報の流出・悪用リスクへの対策

Apps in ChatGPTでアプリを利用する際、チャットに入力した情報はChatGPTだけでなく、接続先のアプリにも送信されます。この点を理解したうえで、個人情報や機密情報の取り扱いには十分な注意が必要です。

情報流出リスクが生じる仕組みとして、Apps in ChatGPTではユーザーの入力内容をMCPを介して外部サーバーに送信し、アプリ側で処理した結果をチャットに返す構造になっています。つまり、入力した情報はOpenAIのサーバーだけでなく、アプリ提供元のサーバーにも到達します。企業で利用する場合は、社内ガイドラインを策定し、アプリに送信してよい情報の範囲を明確に定めておくことが推奨されます。

アプリの回答精度を過信しない

Apps in ChatGPTを通じて得られる情報や処理結果は、AIによる生成物であるため、必ずしも100%正確とは限りません。特に旅行予約の料金情報や会計処理の税務判断など、実務に直結する操作については、最終確認を人間が行うことが重要です。

AIが誤った情報を生成する現象は「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれ、生成AIに共通する課題です。Apps連携においても、アプリ側のデータが最新でない場合や、ChatGPTがユーザーの意図を誤解した場合に、不正確な結果が返される可能性があります。重要な意思決定に関わる情報は、必ずアプリの公式サイトや一次情報で裏付けを取るようにしましょう。

ハルシネーションの仕組みや対策について詳しくは、「生成AIのハルシネーションとは?意味・原因・種類・事例・対策」の記事で解説しています。

ChatGPTアプリに関してよくある質問

Q. ChatGPTアプリ(Apps in ChatGPT)はスマホでも使えますか?

はい、iOS・Androidの公式ChatGPTアプリからもApps in ChatGPTの機能にアクセスできます。ただし、PC版(ブラウザ版)と比較すると、一部のリッチUI表示(カルーセルや地図表示など)に制限がある場合があります。スマホでの利用時は、アプリの接続設定をPC版で事前に済ませておくと、スムーズに操作を開始できます。

Q. Apps in ChatGPTとGPTsはどちらを使うべきですか?

目的によって使い分けるのが最適です。外部サービスの機能をChatGPT内で直接操作したい場合はApps in ChatGPTが適しています。一方で、特定のタスクに特化した対話体験をカスタマイズしたい場合はGPTsが適しています。たとえば「Canvaでデザインを作りたい」ならApps、「社内の営業マニュアルに基づいて回答するチャットボットを作りたい」ならGPTsが適切です。

Q. 今後どんなアプリが追加される予定ですか?

OpenAIは2025年12月にApp Directoryを公開し、開発者からのアプリ提出受付を開始しました。Apps SDKが公開されたことで、あらゆる企業や開発者がChatGPT向けアプリを構築・申請できる環境が整っています。今後はデジタル商品を含む収益化オプションの提供も予定されており、アプリの種類と数は継続的に拡大していく見込みです。日本国内でもfreeeに続く国内企業のアプリ参入が期待されています。

出典:Ledge.ai「OpenAI、ChatGPT向けアプリ提出を解禁──エコシステム拡大へ」

ChatGPTアプリを活用して業務も日常も効率化しよう

Apps in ChatGPTは、ChatGPTを単なる対話AIから「あらゆるサービスの操作拠点」へと進化させる機能です。本記事で紹介した12のアプリは、デザイン・音楽・旅行・学習・ビジネス・日用品と幅広い領域をカバーしており、無料プランからすべてのアプリに接続できます。

まず試すべきアプリとしては、日本語対応が充実しており実用性の高いCanva、Spotify、freeeの3つがおすすめです。チャットに話しかけるだけで外部サービスを操作できる体験は、一度使うと従来の「アプリを切り替える」作業には戻れなくなるほど快適です。

App Directoryには今後も新しいアプリが追加されていく予定です。定期的にチェックして、自分の業務や生活に合ったアプリを見つけてみてください。